水素水

水素水を飲んではいけない人は?摂取前に気をつけたいポイント

近年、芸能人の健康・美容法として注目を浴びている水素水。水素水が気になっている人の中には、飲んでも大丈夫か気になっている人もいるのではないでしょうか?水素水をはじめ健康食品の中には、健康被害を引き起こしてしまうことがあります。この記事では、水素水が与える健康への影響と、水素水を飲んではいけない人について解説します。

水素水は基本的にすべての人が飲んでも問題ない

水素水についてインターネットで調べてみると、「効果がない」「エセ科学」といった情報を目にすることがあります。水素水を販売しているネット広告の中には、「病気が治る」という明言しているものがあり、消費者庁は水素水に関して、注意喚起を行っています。
水素水に含まれる水素の健康効果は、さまざまな研究がされていますが、まだまだデータが少ない段階です。つまり、市販に出回っている水素水はあくまで水ということ。水素水を飲むことは、栄養素的には水を飲むことと変わりません。そのため、水素水を飲んで健康被害が起きることは、まずないので安心してください。

人によっては水素水を飲むときに気をつけるべきことも

水を飲むのと同じくらい安全な水素水ですが、一部の人は飲むときに注意が必要です。水素水を飲むときに気をつけたいのが、飲む量です。水素水は気体である水素を取り込むとために、水を媒体としています。水素水の濃度は、メーカーごとに異なります。また、パッケージの包装タイプによっては、時間経過とともに水素が抜けてしまうことも。
水素水で健康や美容のサポートをしたい人は、なるべく多くの水素を取り込むために、水素水を大量に飲む人もいるかもしれません。栄養学的には水素水はほぼ水であるため、飲み過ぎても、尿として排出されます。一方、腎臓や心臓などに持病のあり、1日に飲める水分量が決められている人は注意が必要です。水素水を飲むときは、1日の水分摂取量を守るようにしてください。

こんな人は水素水を飲んではいけない

健康な人であれば、大量に飲んでも問題ない水素水ですが、水素水を飲んではいけない人もいます。水素水を飲まない方がよい人が、病気で民間治療のみに頼っている人です。近年でも、がんになった有名人が、病院の薦める標準治療を断り、民間治療に取り組んでいたことで話題になりました。有名人が受けた民間治療には水素療法も含まれていたそうです。
水素水に含まれている水素には、さまざまな効果が明らかになっていますが、病気の治癒を保証するものではありません。水素水はあくまで、健康や美容のサポートになるものです。なんらかの病気を抱えている人は、水素水だけに頼るのではなく、病院の治療を受けつつ水素水を利用するのがおすすめです。

高濃度の水素を摂取したい人におすすめなのが、水素吸入器

まだまだ研究段階である水素水のなどの水素療法は、健康や美容のために補助的に使うのがおすすめです。水素そのものは不安定なガスであるため、商品の製造過程で、確実に濃度が下がっています。効率よく水素を摂取したい人におすすめなのが、自宅で使える水素吸入器です。水素吸入器は、簡単な装置を使って直接水素を摂取することができます。最初は水素吸入器の購入費用が必要ですが、その後は自宅でずっと使い続けられるので、コストの削減にもなります。水素療法が気になっている人は、水素吸入器の購入を検討してみるのもよいでしょう。

まとめ

健康や美容への効果が期待できる水素水ですが、現時点ではふつうの水と同じ位置づけがされています。水素水そのものは水を飲むと同じように、身体に害を与えるものではありません。一方で、水分制限がある人や病気を抱えている人は、水素水の摂取方法に気をつける必要があります。


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